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「いいでしょ? フルートとか、ドラムとかさー?」
テラスでの合奏のその夜の話。
スプリットの日常は書けるけど、訓練その他は大使に丸投げでごめんなさい(…
音楽2:訓練8のはずなのに、カフェに来ている間の音楽イメージが大きい所為で比率が逆に見える件。
あっるえー?(
スプリットは共和国で基本的に家に居ない。というのも共和国軍のフリゲート艦<リレントレス>の砲術士官新人補佐の役に就いてからというものの、勉強に時間を取られることも多く、艦と学校を繰り返し移動する毎日が続く。
そんな多忙な日々の片隅で自分が満たされる時間といえば、音楽に触れている時間だった。
夜のタイタリアの街中でアコースティックギターを片手に歌ったりするのは、週末の特権。
そんな彼は共和国に来て間もない頃、ふらりと立ち寄った楽器店のオーナーに優しくしてもらい、以来その楽器店に足を運ぶことも多くなった。
今回はその楽器店でのお話。
「……なんで?」
楽器店のオーナーのバクフーンがスプリットへ振り返る。
閉店後の掃除をスプリットが手伝いつつ、ちょっと悩んだ顔で……
「凄くフルートの上手い友達が出来てさ、彼と一緒にオーケストラやりたいなぁ……って思って」
「二人じゃオーケストラ出来ないだろう? 後のメンバーはどうするんだ?」
「他にもメンバーは居るよ。練習したいから、こうやって楽器を要求してるんじゃん……」
ハハッ、と笑いを浮かべてドラムセットの椅子に座わるバクフーン。その様子を見遣るスプリットの表情は真剣だ。
かといって、1つ何十万もする楽器をホイホイと出すわけにもいかない。それはそれで店がつぶれてしまう。
「じゃぁ、交換条件にしよう」
「……どういうこと?」
ちょっと待ってろ、と呟いた彼は立ち上がり楽器の横をすり抜けてレジへと向かう。
そのレジの中から一枚の紙を取り出して、スプリットに近づくと差出した。
目を細めて見る。その直後。
「無理です!」
「無理じゃないだろ!; 今まで路上で何回もライブやってきたヤツが何を言う!」
「でも人前は無理です!」
「路上だって人前だろうが!」
その紙をもう一度見遣り、深くため息を吐く。
そんな様子を見かねたバクフーンはスプリットの鼻先を軽く小突く。
「……やるかやらないか。そんなことをきっとお前の兄貴だって言うだろうさ」
確かに言うかもしれない……だけど、余りにも急な話だった。
Comment
いろいろ生真面目な事を書くと疲れると思うんで、箇条書きでいいですか?いいですよね。
・野球とポケモンが好きです。
・野球はキャッチャーやってました。ミットを持つと人間が変わるとよく言われます(笑
・ポケモンはラプラス、バクフーン、ラティオス辺りが好み。
・すごくカッコイイかすごくカワイイが好き(笑
・カフェパのプロフナンバーは4。
・芸能人の三浦春馬と全く同じ日に生まれる。雲泥の年収差があってちょっと泣ける←
・音楽も好きです。
・好きなバンドはBIGMAMAとBUMP OF CHICKEN。
・他にも色々ありますが、一番好きなのはこの2つ。
こんなやつです。仲良くしてやってください。