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シティによって俺達は創られた。クローン兵として、初めから戦うために生まれたのだ。様々な能力の付加、異種への変化はそう考えれば全てが納得のいく問題だった。
俺達はつまり、死ぬために生まれてきたのだ。
それを知ったのは4年も前の事。俺達はシティの軍内で反乱を起こし、当時20歳未満の全ての者が脱走した。
そして俺達はシティからの攻撃に反撃した。
本当はこの間に様々な出来事があるのだが、簡潔に話せば戦争が始まった経緯はこうなる。
「シロはこれから如何するんだ?」
「僕は、やっぱり医者であり続けたいな。 ……シティで、高度な医療を学ぼうと思う」
親なんて存在は無い。
それでありながら兄弟を名乗っていた俺達は、つまり究極の幼馴染といったところであろう。
それも戦争という糸が切れれば、兄弟では無くなってしまうのだろうか。
クロは若干の寂しさを覚えた。
「……そうか。 お前なら、きっと凄い医者になれると信じてるよ」
「兄貴の口からそんな言葉が飛び出すとはね。 ……思っても見なかった」
シロが笑う。
俺が思っていた以上に、戦争で結ばれた信頼や友情は強く俺達を結び付けていたらしい。
「姉さんは最高の竜騎士になるために、山で竜と一緒に暮らすんだってさ」
「ガルクはジュンと一緒に新聞記者になった。スラッガーは今年も野球を全力で頑張るらしい。スプリットは艦長まであと一歩で届く場所だ」
「リリーフとコールドは寄り添って生きていくって。 ディトは……結婚式が終ったら、ルナと一緒に過ごしたいって言ってたよ。 ルバートは医療に夢中だけど、またグレイスに何か言われたら恋が燃え上がりそうだね。 フィノは……レンと一緒になりたいんじゃないかなぁ」
「……ギディオンは島に住むっぽいな。 トールはどうなるだろうか……一番のミステリーだ。 カマルは、群れがあるからこれまでと何ら変わらない生活になりそうだな」
彼らも、俺と共に歩んできた道のりは長い。
その間に得た物も、また多いようだ。
島に来て5年が経った。振り返れば長いようで短い期間だった。
「それじゃぁ、僕は行くよ。……時々連絡するけど、兄貴も元気で」
「わかってる。 ……じゃぁな」
そして、今。俺達は別々の道を歩き出す。
さよならは言わない。何かの唄にあったようにこの別れは始まりに過ぎないのだから。
Comment
いろいろ生真面目な事を書くと疲れると思うんで、箇条書きでいいですか?いいですよね。
・野球とポケモンが好きです。
・野球はキャッチャーやってました。ミットを持つと人間が変わるとよく言われます(笑
・ポケモンはラプラス、バクフーン、ラティオス辺りが好み。
・すごくカッコイイかすごくカワイイが好き(笑
・カフェパのプロフナンバーは4。
・芸能人の三浦春馬と全く同じ日に生まれる。雲泥の年収差があってちょっと泣ける←
・音楽も好きです。
・好きなバンドはBIGMAMAとBUMP OF CHICKEN。
・他にも色々ありますが、一番好きなのはこの2つ。
こんなやつです。仲良くしてやってください。